広島快勝!森下が今季初完封&猛打賞の大暴れ 打率・429まで上昇 3週間ぶり本拠地で「森下劇場」

 7回、笑顔でナインとタッチをする森下(撮影・市尻達拡)

 「広島3-0ヤクルト」(25日、マツダスタジアム)

 広島が3週間ぶりの本拠地での試合を快勝で飾った。

 先発・森下は前回12日・西武戦5回5失点で3敗目を喫してから、中12日での登板。試合前までの防御率1.82が示すようにこの日も安定感ある投球を披露した。

 早打ちのヤクルト打線に対し、打たせて取る投球を披露。四、五回はそれぞれ6球で三者凡退。五回までわずか46球で2安打無得点に封じた。

 六回は初めて得点圏に走者を背負うも、西川、丸山和を打ち取り、無失点。結局今季初完封の好投で6勝目を手にした。

 バットでも魅せた。三、五、六回にそれぞれ高橋奎から安打を放ち、今季2度目の猛打賞をマークした。

 打線は今季3度目の対戦となったヤクルト先発・高橋奎に対し五回まで無得点。思わぬ形で試合が動いたのは六回だった。2死一、二塁で二俣は高橋奎の直球を打ち上げた。平凡な飛球となるもこれを遊撃手・長岡が落球。二走・上本が生還し、まさかの形で先制した。なおも2死二、三塁で会沢が2点左前適時打を放ち、この回3得点。好投の森下を援護した。

© 株式会社神戸新聞社