後半ATの被弾でグループ3位が確定…クロアチア代表指揮官が“8分”の追加時間に苦言「ナンセンスだ」

クロアチア代表を率いるズラトコ・ダリッチ監督が、イタリア代表戦でのアディショナルタイムに苦言を呈した。25日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。

EURO2024・グループB第3節が24日に行われ、クロアチア代表とイタリア代表が対戦。ここまで未勝利のクロアチア代表にとっては、この試合で勝利すればアルバニア代表の結果次第で2位へ浮上する可能性がある重要な一戦だ。しかし、55分にルカ・モドリッチの得点で先制したものの、勝利が目前に迫った90+8分に痛恨の失点。結局、1-1のドローに終わったことで3位が確定し、決勝トーナメント進出は絶望的な状況となった。

イタリア代表戦を振り返ったダリッチ監督は、「本当に辛い。これから数日、数カ月にわたって苦しみが続くだろう」と胸中を告白。また、同点弾を浴びた後半のアディショナルタイムに対しては、「あの試合で8分も追加時間を設けることはできない」と述べつつ、「ナンセンスだ。プレー中にそれほど多くの中断はなかったし、それを正当化するほど多くのファウルもなかった」と苦言を呈している。

一方で、「もし(グループステージを)突破できなかったとしたら、責められるべきは私だ」と自らの責任を口に。続けて、「選手たちがやってくれたことすべてに感謝したい。うまくいかなかったけれど、それが現実だ」と失意を語った。

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