岩手山眺望マンションのチラシ問題でタカラレーベン来県、謝罪

内舘茂市長に謝罪する手島芳貴取締役(左)ら

 岩手山の眺望を売りにする盛岡市紺屋町の分譲マンションのチラシに岩木山(青森県)の画像が掲載されていた問題で、開発業者のタカラレーベン(東京)は25日、市役所を訪問し、内舘茂市長に謝罪した。

 タカラレーベンの手島芳貴・取締役専務執行役員、作成を担当した広告代理店・朝日PRセンター(東京)の矢田貝幸広代表取締役ら5人が訪問。手島取締役は「市民、県民の多くに不快な思いをさせてしまった」と頭を下げた。

 3月に撮影した岩手山の画像を初夏の積雪量に合うよう加工する過程で画像を取り違えたと説明。内舘市長は「市民にとって岩手山はシンボルでアイデンティティーでもあり、市の景観政策でも最重要要素だ。市民の気持ちを傷つけた」と苦言を呈し、記者団に「市民には考えられないようなミスだ」と語った。

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