「リアル桜木花道」が長崎ヴェルカに! バスケ日本代表・川真田紘也が加入

 Bリーグ1部(B1)の長崎ヴェルカは25日、B1昇格を決めた滋賀から日本代表のセンター川真田紘也(26)が加入すると発表した。
 徳島県出身で身長204センチ、体重110キロ。2020~21年シーズンに当時B2の佐賀に特別指定選手として加入した後、21~22年シーズンから当時B1の滋賀に所属。B2に降格していた昨季は42試合に出場して、1試合平均5.8点を挙げ、クラブのB2優勝に貢献した。
 代表歴はU22、23日本代表候補を経て、昨夏のワールドカップ(W杯)で日本代表入り。外国人選手に劣らない体格、当たり負けしないプレーが評価されて4試合に出場した。パリ五輪へ向けた23日のオーストラリアとの国際強化試合もメンバー入り。豪快なダンクシュートを決めるなど存在感を示した。
 泥くさい、体を張ったプレーが持ち味で、持ち前の明るい性格から日本代表でもムードメーカー的な役割を担う。W杯では髪を赤く染めてコートに立ち、その姿が人気漫画「スラムダンク」の主人公に似ていたことから「リアル桜木花道」と呼ばれてファンに親しまれている。
 ヴェルカ待望の日本人ビッグマンは、クラブを通じて「ブースターのみなさまに勝利を届けられるよう全力を尽くすことはもちろん、新しい環境で自分が成長するためにも頑張りたい」と意欲を見せている。

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