くま川鉄道 2025年度の全線再開に向け『管理機構』を設立 「上下分離方式」で施設管理担う 熊本

一部区間で不通となっているくま川鉄道(熊本県人吉市)の「上下分離方式」での全線再開に向け、線路など施設の管理を担う「くま川鉄道管理機構」の設立総会が開かれました。

設立総会には、県や沿線周辺の10の市町村から13人が出席しました。

くま川鉄道は、2020年の7月豪雨で球磨川にかかる橋が流出するなど甚大な被害を受け、今も全区間24.8キロのうち人吉温泉ー肥後西村間の5.9キロが不通となっています。

来年(2025年)度中の全線再開に向けては、経営の安定化のためくま川鉄道が運行を担い、今回、設立した管理機構が線路などの施設を所有して管理する、上下分離方式を導入する予定です。

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