一部株主「原発に依存しない社会を」 東北電力 株主総会〈宮城〉

女川原発2号機の再稼働を控える東北電力は6月26日、株主総会を開いています。会社は取締役の選任などの議案を提出した一方、株主からは脱原発などの議案が提出されました。

東北電力の株主総会は午前10時から青葉区の本店で開かれていて、およそ200人の株主が出席しています。総会の冒頭、樋口康二郎社長は、9月の再稼働を目指している女川原発2号機について、「安全確保を最優先に地域の皆さまからのご理解をいただきながら全力で取り組む」と述べました。総会では会社側が11人の取締役の選任などの議案を提出しました。

一方、一部の株主からは女川原発2号機の再稼働の方針に触れたうえで、原発に依存しない社会を目指すことや、能登半島地震を踏まえた抜本的な災害対策の見直しなどを求める5つの議案が提出されました。

総会は、午後の採決で株主提案の議案はいずれも否決される見通しです。

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