警察署に包丁持った36歳男 “刺股と盾” を構え背後に回ると… 折しも交番襲撃事件 6年の前夜

夜間の当直体制に入った警察署…。通用口に包丁を持った男が現れました。折しも富山市内の交番が襲撃され2人が死亡した事件から6年目の前夜です。署内にいた6、7人の警察官が “刺股と盾” を構えて背後にまわると…、男はおとなしく逮捕されました。

銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されたのは富山市に住む自称・運送業、藤井宏樹容疑者(36)です。

富山中央警察署によりますと藤井容疑者は、25日午後7時16分ごろ、刃体の長さ6センチ以上の包丁1本を正当な理由なく警察署の敷地内で所持していた疑いがもたれています。

当時、警察署は夜間の当直体制に入っていて、正面の入口は施錠されていました。

通用口のインターホン押した藤井容疑者が包丁を持っていたことから、署内にいた警察官が刺股や盾を構えてひそかに正面から外に出て、藤井容疑者の背後に回ると、おとなしく包丁を手放したということです。

藤井容疑者は容疑を認めているということで、警察は包丁を所持していた理由など詳しく調べています。

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