世界少年野球大会が福岡で開催 王貞治理事長「大谷君が頑張っているので人気が復活している」 世界14カ国・地域の子どもが交流

第30回世界少年野球大会福岡大会の発表会見を終え写真に収まる(左から)清野智日本野球連盟会長、服部誠太郎福岡県知事、王貞治世界少年野球推進財団理事長、井原敦日本野球機構事務局長=東京ドームホテル

プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(84)が理事長を務める世界少年野球推進財団は26日、東京都内で「第30回世界少年野球大会 福岡大会」の概要を発表した。7月28日から8月5日まで開催され、福岡県大野城市の大野城総合公園を主会場に世界14カ国・地域の子どもたちが参加。野球教室や国際交流試合、ホームステイや交流行事などで親交を深める。

記者会見に出席した王理事長は「30年福岡に住んでいるので、地元開催という思いがあって特に力が入っている。野球は(米大リーグのドジャースで)大谷(翔平)君が頑張っているので、人気が復活してきている。これからもっと野球が盛んになるようにわれわれも頑張っていきたい」と思いを語った。

同大会は通算868本塁打のプロ野球記録を持つ王理事長と、大リーグ歴代2位の通算755本塁打を放ったハンク・アーロン氏が提唱し、1990年に米ロサンゼルスで第1回大会を開催。新型コロナウイルスの感染拡大などの影響もあり、今回は2019年福島大会以来、5年ぶりの開催となる。

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