![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1178613098626040214/origin_1.jpg)
元日本代表MFの小野伸二氏が、6月26日からDAZNで配信されたドキュメンタリー「SHINJI ONO」で、2006年ドイツ・ワールドカップのオーストラリア戦を振り返っている。
ジーコ監督が率いる日本代表は、グループステージ初戦でオーストラリアと対戦。前半に中村俊輔のゴールでリードするも、終盤に3点を奪われて逆転負けを喫した。
「暑かったから、前の選手(FW)も大変だったと思う」と回想した小野氏は、押し込まれながらもリードを保っていた状況で、FW柳沢敦に代わって、79分に投入される。
「自分がこの場面で出る必要あるか? 前めの選手と前めの選手で交代するんだろうなと。そういうふうに思ってたんで、自分が呼ばれるとは思っていなかった」
【画像】小野伸二、セルジオ越後、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
そう本音を明かした44歳はこう続ける。
「もちろん準備はしっかりしていた。ただ、(ピッチにいる)選手からすると、『うん? フォワードじゃないのか?』という感じはあったんじゃないかと。攻めるのか、守備をするのか。どっちにベースを置くのかというのが、多分みんなが感じたことではないかなと思ってます」
日本は、その選手交代から5分後に同点に追いつかれると、そこから8分間でさらに2失点。悪夢のような逆転負けを喫した。
小野氏は「自分の交代からバランスが悪くなった部分はあると思いますし、自分が入った中で3失点して、初戦の大事な試合を巻けてしまって責任はすごく感じました」と語っている。
ジーコジャパンはこの敗戦が響き、1分け2敗でグループステージ敗退。稀代のファンタジスタにとって、このオーストラリア戦がW杯最後の試合となったのだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部