「脱原発」議案を否決 中国電力の株主総会 昨年度決算は3年ぶり黒字

中国電力の株主総会が開かれ、株主からは「脱原発」の議案が提出されましたが、否決されました。

中国電力の株主総会にはおよそ240人の株主が出席しました。

原発に反対する株主からは、▽活断層の徹底した調査を行い、地震災害に耐える安全対策ができない限り、島根原発を再稼働しないこと▽山口県上関町で計画している使用済み核燃料の中間貯蔵施設は建設しないこと、などが提案されましたが、否決されました。

脱原発へ 中電株主行動の会 木原省治さん
「(地元の)理解を得ながらすすめるという原発の原則を考えれば、再稼働を急ぐ必要はないと思う」

株主
「電力の安定供給と電気料金ができれば安い方がいい。原発を早く動かしてもらって、12月(の稼働を)目指しているみたいですけど、安全が一番」

昨年度の連結決算は、火力発電に使う燃料価格の下落や電気料金の値上げにより、3年ぶりの黒字となっています。

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