「拝啓 小泉八雲様 セツ様」新メニューお披露目会 八雲好みの「巻き寿司」に「目玉焼き」入りお吸い物

「怪談」出版120年に妻・セツをモデルにした朝ドラの放送が決まるなど小泉八雲の話題で盛り上がる島根県松江市。26日、市内の宿泊施設で新メニューがお披露目されましたが、その名前は、「拝啓 小泉八雲様 セツ様」といいます。

「拝啓 小泉八雲様、セツ様 生前お好きでした
玉子、牛肉、うなぎ、牛乳を使用し献立いたしました」

記者 昌子秀
「そうメニューに書かれた料理には、八雲ゆかりの品々が並んでいます。」

26日、お披露目されたメニューは明治時代に生きた小泉八雲と妻・セツを現代に迎えてもてなすという設定で考案されました。

サンラポーむらくも 幸野光宏 料理長
「当時ある材料で、和食っぽくありながら、小泉八雲先生も食べられるよう、工夫して作った」

こちらは「しまね和牛伊達巻寿司」。八雲が、好んで食べていた松江の旅館の巻き寿司をイメージしたものです。

そして、こちらは、「エッグスふぅ~ふぅ~のお吸い物」。
こちらも、八雲がいくつも食べていた目玉焼きをお吸い物に。中に入っているのは、食パンです。

26日は、八雲とセツのひ孫、小泉凡さんも新メニューを試食しました。

小泉凡さん
「(小泉八雲は)夜、執筆するので、忙しくて、あんまり2人できっと、一緒にゆっくりご飯食べる機会ってなかったと思う。八雲とセツにゆっくりこの料理を味わってほしい」

「美味しまね認証産品」や県内の高校生がつくったタレなども使用されているこの新メニューは、7月1日から6000円で提供されるということです。

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