不祥事再発防止に向けプロジェクトチーム検討へ 非違事案防止対策会合 鹿児島県

前の生活安全部長や現職警察官らあわせて4人が逮捕された鹿児島県警では、異例ともいえる警察庁の特別監察が24日から行われています。このような中、警察職員による違法行為がこれ以上起きないよう対策を検討する会議が、26日、県警で開かれ、再発防止に向けたプロジェクトチームが作られることになりました。

鹿児島県公安委員会 増田吉彦委員長
「非違事案再発防止プロジェクトチームの検討が本格化された」

26日午後、県警で開かれた非違事案防止対策会議の冒頭、県警を管理する県公安委員会の増田吉彦委員長が、再発防止のプロジェクトチームの検討を進めることを明らかにしました。

県警では2024年4月以降、元幹部や現職警察官の4人が逮捕されていて、野川明輝本部長ら幹部を聴取の対象とした、警察庁の監察官による特別監察が行われています。

冒頭のみ公開された会議では、警察職員による違法行為がこれ以上起きないよう対策が検討されたということです。

会議には野川本部長は出席せず、西畑知明警務部長や首席監察官、県警の各部を統括する参事官ら30人が出席しました。

プロジェクトチームはこの県警幹部らを中心に構成され、チームには野川本部長と、外部のメンバーは入らないということです。

県警は26日の会合の内容を盛り込んだ再発防止策を7月中にも公表する予定で、
警察庁は特別監察の中で再発防止策の策定をサポートすることになっています。

© 鹿児島テレビ放送