“北陸電力株主総会”志賀原発の能登半島地震被害状況報告「安全性は担保」…廃炉求める株主提案否決

北陸電力の株主総会が26日開かれ、能登半島地震で被害を受けた志賀原子力発電所について、会社側は「安全性に問題はない」と説明し再稼働を進める考えを改めて示しました。

富山市の北陸電力本店で開かれた総会には、およそ190人の株主が出席しました。

総会で北陸電力は、能登半島地震での志賀原発の被害状況について報告し、タービンや変圧器に損傷が確認されたものの、安全上重要な機能を有する設備には異常がなく、安全性は担保されていると説明しました。

一方、一部の株主は、地震により外部電源の一部が使えない状況となったことなどを踏まえ、志賀原発を再稼働させず廃炉にするよう求めました。

これに対し、会社側からは、安全上重要な非常用電源や冷却設備の機能を確保しており、安全確保に問題はないとする考えが示され、株主の提案議案は、賛成少数で否決されました。

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