「軸の一人になってもらわないといけない投手」ソフトバンク倉野信次投手コーチが8回のピンチで大関友久に寄せた期待

24日に行われた投手練習で大関(右)と話をする倉野コーチ(撮影・栗木一考)

◆オリックス―ソフトバンク(26日、京セラドーム大阪)

ソフトバンクの大関友久投手(26)が今季最長タイとなる8回1失点の好投で無傷の5勝目を手にした。118球を投げ、4安打1失点、4奪三振だった。

8回。首脳陣は左腕をマウンドへ送った。球数は96球、直球は140キロ台前半に落ちるなど疲労の色は見えていた。倉野信次投手コーチは「相手の反応とかも見ながらまだいけるという判断で監督とも(一致した)」と続投の理由を語る。ただ、先頭に四球を許すなど2死一、二塁のピンチを招く。大関は冷静に西野真弘を遊ゴロ。無失点に仕留めた。

倉野コーチは「(大関は)軸の一人になってもらわないといけない投手だと思っているので。あそこは乗り切ってほしいというのはありましたね」と振り返る。先発の柱としての期待を込め、送り出したマウンドだった。

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