日本ハム・新庄監督が大絶賛「あれは超一流のスーパープレー」 五十幡のサヨナラ負け救う超美技 DH解除で左翼守備が的中

 7回、投手交代を告げる新庄監督(撮影・園田高夫)

 「西武2-2日本ハム」(26日、大宮公園野球場)

 日本ハムは延長十二回の末、執念の引き分けに持ち込んだ。

 勝ちのなくなった延長十二回の守備。2死一、二塁から西武・松原が左翼へ大飛球を放った。サヨナラかと思ったが、途中から守備に入っていた五十幡が背走に背走を重ね、最後はダイビングキャッチ。超ビッグプレーでサヨナラ負けの危機を救った。

 新庄監督も「よう捕ったね、最後。背面キャッチ」と大興奮。「あの打球の高さだと、後ろに走ってて、顔を上にして打球を待たなきゃいけない。そうして(打球が)見えたらグラブを出す、取り方しかできない」と、かつての名外野手らしく五十幡のプレーを解説。「あれは超一流のスーパープレーです」と大絶賛した。

 五十幡は九回に指名打者・レイエスの代走として途中出場。延長十二回にそのDHを解除して、左翼守備に就いた。新庄監督の策が的中した形だ。

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