インドネシア産業省は25日、機械器具設置や管工事業を手がける森満工業(長崎県長与町)、海外進出コンサルティングなどを手がけるAAI(福岡県久留米市)と製造業における人材育成で協力することで覚書を締結した。
長崎県を訪れた産業人材開発庁(BPSDMI)のマスロカン長官が同日、両社の代表者らと覚書に署名を交わした。有効期間は5年間で、職業訓練を通じて、インドネシアの製造業で競争力ある人材の育成に貢献する。協業の一環で、南スラウェシ州マカッサルにある専門学校ATIマカッサルの学生に、森満工業での研修機会を提供する。
マスロカン氏は、産業省が取り組む海外での教育機会の提供の一環であり、森満工業とAAIがインドネシアの人材開発に協力してくれることをうれしく思うと述べた。
産業省が管轄する専門学校と職業訓練校からは毎年6,000人の人材が輩出されている。