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F1レッドブル、RBのリザーブドライバーのリアム・ローソンが間もなくRBの正ドライバーに就任する可能性について、レッドブルのヘルムート・マルコ博士が明かした。
RBのシート2席のうち、1つは角田裕毅が2025年まで獲得済み。残る1席は現ドライバーのダニエル・リカルドとリザーブドライバーのローソンの2人が有力視されている。しかしレッドブルの母国オーストリアの地元メディア『KLEINE ZEITUNG』はマルコ博士のリカルドについてのコメントを紹介。「彼の目標は、並外れたパフォーマンスでレッドブル・レーシングに参戦することだった。このシートは現在セルジオ・ペレスのものなので、この計画は無効だ」とし、リカルドがレッドブルでの目標を果たせなかったとした。
一方で、マルコ博士は「株主は(RBが)ジュニアチームであり、それに応じて行動しなければならないとアナウンスした」とし、RBのシートにはオーストリアGPの翌日に35歳になるリカルドではなく、「すぐに若いドライバーを投入しなければならない。それはリアム・ローソンだ」と明言した。
また、イタリアの専門メディア『formu1a.uno』によれば、アウディがローソン獲得に乗り出すという噂が知られている一方で、ローソンが自由になるタイミング、つまりRBがリカルドをチームに残す決断を行うタイミングは「非常に遅い」とされており、アウディが2人目のドライバーを確定させたい時期に間に合わないとしている。
加えてアウディには、アルピーヌがピエール・ガスリーに対して行ったように、ローソンの契約を早期に解除させる方法も残されているが、レッドブルグループはローソンを手放すことに消極的だといい、リカルドがレッドブルグループを離れた場合でも、移籍する可能性は低いとしている。
昨年の代役参戦で入賞を果たすなど一定の成果を上げたローソン。レッドブルが直近のRBのパフォーマンスを見て、姉妹チームによりジュニア育成の役割を期待するのであれば、F1でまた1人、“若き才能”が花開く瞬間を目の当たりにできるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部