水たまりでの「水はね・泥はね」は違反行為!?雨の日の運転で注意すること

梅雨入りして本格的な雨のシーズンが到来しました。

熊本県警によりますと、雨の日は晴れの日に比べて周りの状況が見えづらくなり、事故が起きやすいということです。

雨の日に気をつけること

そこで、雨の日の交通に関して具体的に気を付けることを、全日本交通安全協会に聞きました。

〈歩行者〉
・傘の持ち方:傘をさすと視界が狭くなる。なるべく視界を広げるために、水平に持つのではなく、前方を高くするようにさす

〈自転車〉
・レインコートのフードで視界が狭くなったり、雨水が目に入って見えにくくなったりするため注意が必要

速度を落として“スリップ防止”

〈車〉
・スリップしやすくなるため速度を落とす
ハイドロプレーニング現象…水たまりや高速道路ではタイヤと路面の間に水の膜ができ、ハンドルやブレーキが制御不能となることがある。

熊本県警は、指定速度よりもさらにスピードを落として、車間距離を取ることがポイントだとしています。

「水はね・泥はね」は違反行為!

そして、もう一つ気を付けたいのが水たまりでの「水はね・泥はね」です。これは違反行為になります。

道路交通法第71条第1項で「泥はね運転」が禁止されています。違反すると反則金があり、普通自動車で6千円です。さらに、裁判になった場合は5万円以下の罰金が科せられることがあるということです。

歩行者にとって迷惑なのはもちろん、避けるために急な動きをして転倒したり別の事故に繋がるおそれがあり危険です。

雨の予報が続きます。安全に気を付けてお出かけください。

© 株式会社熊本放送