長崎市で複数の崖崩れ 県道の一部を交通規制

土砂で片側1車線がふさがれた県道=26日午前10時44分、長崎市脇岬町

 長崎県内は25日から26日朝にかけて断続的に雨が降り、長崎市では崖崩れが複数発生した。
 県警などによると、同日午前8時ごろ、同市脇岬町の県道主要地方道野母崎宿線の斜面が高さ15メートル、幅5メートル、奥行き2メートルにわたり崩壊した。土砂が県道に流れ込んだ影響で、片側1車線の現場付近が全面通行止めとなり、土砂の撤去や土のう袋が設置された。同日午後3時10分、片側交通規制に切り替えた。
 同日午前6時ごろ、同市小瀬戸町の住民が「家の裏の崖が崩れた」と110番。のり面が高さ20メートル、幅10メートルにわたり崩れた。いずれもけが人はいなかった。
 長崎地方気象台によると、28日にかけて梅雨前線が九州南部から北上し、大雨や突風の恐れがあるとして、土砂災害や河川の増水などへの注意を呼びかけている。

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