被爆者の変化した爪や溶けたガラス瓶など 核兵器廃絶訴える展示

ウクライナやガザ地域など世界で武力紛争が続く中、核兵器の廃絶を訴えるパネル展「核兵器なき世界への連帯」展が、26日から津市の三重県文化会館で始まりました。

日本を始め世界21カ国で巡回展示されているもので、「核兵器なき世界への連帯」展〈津展〉実行委員会が三重県で初めて開催しました。

今回の展示は、20組のパネルを通じて核兵器の歴史と脅威について学び、軍事や安全保障上の観点から議論されがちな核兵器問題を、人道・環境・ジェンダーなど12の視点から問い直し廃絶につなげようとの内容となっています。

また、広島と長崎に落とされた原子爆弾で被ばくした人の変化した爪や、溶けたガラス瓶、柱時計などの核兵器の悲惨さを伝える資料も展示されています。

このパネル展は三重県文化会館で、30日まで開かれています。

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