「彼女は高身長だけじゃない!」日本戦で44得点を叩き出した“220cm”中国女子バスケ17歳に母国メディアも感嘆!「超絶的な優位性を示した」

現地6月26日、中国で開催されている女子バスケットボール「FIBA U-18女子アジアカップ2024」のグループステージ最終戦でU-18日本女子代表は地元・中国と対戦し、81―97で敗れた。それでも通算成績2勝1敗でグループを2位で通過。現28日に準決勝進出を懸けたプレーオフを台湾と戦い、勝てば、来年行なわれる「FIBA U-19女子ワールドカップ」の出場権も手に入れる。

中国戦で脚光を浴びたのはほかでもない、相手の17歳で220センチという規格外のサイズを誇るチャン・ツーユウだ。中国バスケ界が満を持してこの大会から国際デビューさせた超新星で、日本戦ではひとりで大会新記録となる44得点を叩き出した。シュートの決定率はなんと90.9%。大会を通し、攻守両面で対戦相手を圧倒し続けている。

望外の大活躍に中国メディア『捜狐体育』も驚きを隠せない。「まさに新たな伝説の始まりだ。チャン・ツーユウは傑出したプレーを随所で披露し、44得点、14リバウンド、5アシスト、2スティールという驚異的なパフォーマンス。あらゆる技術が一級品で、攻守に渡って超絶的な優位性を示した」と絶賛した。
さらに同メディアは「彼女は高身長や才能だけではなく、その得点力はバスケットボールへの愛情とたゆまぬ努力から生まれたもの。シュートやリバウンドの一つひとつが、彼女のバスケットボールへの献身と探求を物語っているかのようだ」と記し、「末恐ろしい大器であるチャン・ツーユウは、中国バスケ界が取り組んできた育成の成功を証明する存在であり、未来に向けて無限の可能性を提示してくれる」と持ち上げた。

U-18日本女子代表としてはなんとかリベンジを果たしたいところ。プレーオフ、そして準決勝でオーストラリアを下せば、決勝でふたたび中国と相まみえる可能性がある。

構成●THE DIGEST編集部

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