世界初アルミゴミ水素火力発電システム実用化 2026年4月千葉で稼働 年間電力使用量の45パーセント賄う 富山・高岡市

富山県高岡市の環境ベンチャーがついにアルミゴミを使った水素火力発電の事業化に乗り出します。

アルミゴミによる水素火力発電に乗り出すのは高岡市の「アルハイテック」で、26日、共同で事業を展開する千葉県の「ホテル三日月」とパートナー契約を結びました。

水木信明社長: 「世界が求める課題に果敢にチャレンジされるこの姿勢に、ご一緒させていただきたいと思いました」

アルハイテックの装置はアルミゴミとアルカリ溶液の化学反応から水素をとりだすため二酸化炭素を排出しません。

グリーン水素を製造するこの技術は世界から注目が集まっていて、計画では、アルハイテックの装置と水素エンジンを木更津市の龍宮城スパホテル三日月に隣接する敷地に設置し「アルミ水素」を使って発電します。アルミゴミはホテルがある木更津市や関東圏のリサイクル企業などから回収する予定で

試算では、年間500トンの廃アルミを回収した場合「龍宮城スパホテル三日月」の年間電力使用量の45パーセントを賄えるということです。

アルハイテックによりますとアルミゴミによる水素火力発電システムの実用化は世界で初めてで2026年4月の稼働を目指すとしています。

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