健康診断中に受診者を盗撮か 福井県内で事業所や学校で業務行う福井市医師会運営の住民健診センター元職員

 福井市医師会が運営する住民健診センターの20代の元職員が、福井県内の施設に出向き実施した健康診断中に受診者を盗撮した疑いがあることが6月27日、関係者への取材で分かった。被害者側が県警に届け出ている。

 複数の関係者によると、元職員は医師ではないという。受診者の一人が盗撮に気づき発覚したとみられる。

 同センターは、同市大願寺3丁目の福井県医師会館内に事務所があり、市民の健診のほか、県内の事業所や学校で健診業務を行っている。検査内容は身体計測や心電図検査、胸部エックス線検査などがある。

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 同医師会は28日、笠原善仁会長らが盗撮の経緯や今後の対応などについて説明する方針。

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