富山県警初『詐欺多発 非常事態宣言』…特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺被害額が去年同期の2倍以上

富山県内で特殊詐欺などの被害が後を絶たないことから、県警は28日初めて「非常事態宣言」を出し、注意を呼び掛けています。

*富山県警 石井敬千本部長
「本日、県警から、『詐欺多発 非常事態宣言』を発出します」

県警の石井敬千本部長が初めて発表したのは「詐欺多発 非常事態宣言」。
県警によりますと、今月23日までの速報値で「特殊詐欺」と「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害は240件。
被害額は8億1161万円と、去年の同じ時期の2倍以上に増えています。

なかでも、SNSで著名人や金融機関を装ったり、恋愛感情を抱かせて架空の投資話を持ち掛けて現金をだまし取る「SNS型投資・ロマンス詐欺」が被害額の6割以上を占めています。

県警は、9月までを「集中対策月間」として、高齢者への注意喚起や金融機関、コンビニと連携しての被害防止に力を入れていくとしています。

© 富山テレビ