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災害時に速やかに避難所を開設するため、立山町は、職員のマイナンバーカードを使って避難施設のカギを開けるシステムの運用を始めました。
立山町が、28日運用を開始したのは、町の職員が自らのマイナンバーカードを使って指定避難所の小中学校の体育館のカギを開けるシステムです。
備え付けの端末に認証登録を済ませたカードをかざすだけで、ロックを解除できるというもので、カギを管理する職員が避難所に向かえない場合でも、本庁から指示を受けた近くに住む職員が開設できるようになります。
町によりますと、職員のマイナンバーカードによる避難所開設の取り組みは全国初で、既に職員170人のうち9割が登録を済ませているということです。
立山町では、1年前の28日、大雨の影響で白岩川が氾濫し、最大およそ700世帯に避難指示を発令。
さらに、能登半島地震など大規模な災害が相次いだことから、避難所を速やかに開設できるよう取り組みを進めていました。
*立山町 舟橋貴之町長
「役場の職員なら、登録してあれば誰でも開けられるというのは。災害の時に駆けつけられる職員なら開けられるというのは心強い。天候不順が続いているので使わないということはない。避難者がいれば、しっかり対応していきたい」
このシステムは、町の小中学校、全7校の体育館で運用されます。