神埼清明高新体操部 全国選抜4連覇祝う 総体、国スポとの3冠目指す

関係者や保護者ら約50人が、全国選抜大会4連覇と中山智浩監督の受賞を祝った=佐賀市のグランデはがくれ

 神埼市の神埼清明高新体操部の全国選抜大会4連覇と、3月まで監督を務めた中山智浩教諭の県政功労者知事表彰受賞を祝う会が21日、佐賀市で開かれた。祝福を受けた選手らは高得点を挙げた大会の演技を振り返り、全国総体、国民スポーツ大会との3冠を目標に掲げた。

 全国選抜大会は3月に埼玉県で開かれ、同校は出場した19チームの中で唯一、17点台をマークした。主将の中田光乃介選手は「1週間前にメンバーがけがをしたが、チーム一丸となって意識を高め、いつも通りの演技で4連覇を果たせた」と喜びを語った。

 チームを24年間指導してきた中山教諭は「技術面よりもメンタル面を鍛えるために、強化合宿や大会で経験を積ませた。減点するところがないくらい100%の演技を見せてくれた」と選手をたたえた。

 会には関係者や保護者ら約50人が出席した。監督退任後も指導を続ける中山教諭は、全国総体と国スポに向け「30年近く成し遂げられていない“3冠”を取って、支えてくれた皆さまに恩返ししたい」と話した。(樋口絢乃)

あいさつをする主将の中田光乃介選手=佐賀市のグランデはがくれ
あいさつをする中山智浩教諭=佐賀市のグランデはがくれ

© 株式会社佐賀新聞社