いわスタ改修へ署名スタート  J3、いわてグルージャ盛岡本拠地

スタジアム改修に向けた署名運動への思いを語るいわてアスリートクラブの秋田豊社長=盛岡市

 サッカーJ3のいわてグルージャ盛岡を運営するいわてアスリートクラブは28日、本拠地いわぎんスタジアム(盛岡市)の改修整備を目指し、署名運動をスタートさせた。秋田豊社長は「地域活性化や子どもたちの育成にもつながるスタジアム実現へ、多くの方々に(協力を)お願いしたい」と呼びかけた。

 秋田社長が盛岡市内の事務所で記者会見。▽将来プレーしたいと子どもたちが夢を抱く▽チームの昇格により多くのサポーターが訪れ、地域発展に貢献する―など施設整備への思いや必要性を語り、機運の盛り上がりを期待した。

 J2ライセンスを取得するためには、2025年6月末までに改修計画をJリーグに提出しなければならない。クラブは収容人数を当初より1千人減の7500人規模として事業費を約40億円に圧縮する方針だが、資金捻出が課題。現状では国の補助金を除く約30億円をクラブ側が確保する必要があるとされる。現在の収容人数は約5千人。

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