地域全体で小学校の校区を巡回し子ども達を事件などから守ろうと、長崎市で子どもの安全を守るパトロールが行われています。
長崎市では2003年、4歳だった男児が当時中学1年の男子生徒に誘拐・殺害された事件が発生。その事件をきっかけに、市内66の小学校区で「子どもを守るネットワーク」が組織され、事件のあった7月を通学路のパトロール強化月間と定めています。
29日、長崎市立城山小学校で行われたパトロールには、保護者や地域住民、長崎市の鈴木史朗市長が参加しました。
鈴木市長は「このパトロールは、あの不幸な事件を二度と起こさせない、風化させないという気持ちのもと、長崎市のすべての小学校区で実施している。『地域の子どもは地域で守る』を合言葉に子ども達を見守っていただきたい」と話していました。
来月中旬まで小学校の校区ごとに実施されるパトロールでは、地域住民らが通学路の危険箇所などを確認するということです。