次の半年の息災祈願 宇都宮二荒山神社で「夏越の大祓」 270人が茅の輪くぐる

無病息災などを祈って茅の輪をくぐるみこら=30日午後3時20分、宇都宮市馬場通り1丁目

 宇都宮市の宇都宮二荒山神社で30日、伝統の「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」が行われ、神職や参拝者が無病息災を祈りながら茅(ち)の輪を3度くぐった。

 この半年間のけがれをはらい、次の半年の無事を祈願する。茅の輪は直径約2メートル。同神社の神職らが市内で採れたカヤなどを巻き上げて制作した。

 神事の後、神職に続いて約270人の参拝者たちが作法に従い、茅の輪をくぐった。初めて参加したという同市宮本町、不動産業瓦井信三(かわらいしんぞう)さん(61)、ゆみ子(こ)さん(61)夫妻は「神職に続いて輪をくぐると、心持ちが全然違ってありがたみがある。爽やかな気持ちになった」と話していた。

 茅の輪は2日まで設置されている。

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