【インド】商船三井子会社、北部でオフィスビル開発[建設]

ダイビルが参画するオフィスビル開発プロジェクト「アトリウム プレイス」の完成外観イメージ(商船三井提供)

商船三井は6月28日、同社の子会社で不動産事業を担うダイビル(大阪市)が1億2,350万米ドル(約198億円)を投じ、インド北部グルガオンでオフィスビルを新設すると発表した。ダイビルの海外でのオフィス事業の展開は、ベトナム、オーストラリア、米国に次いで4カ国目となる。

ダイビルが出資するのは、グルガオンのオフィスビル開発プロジェクト「アトリウム プレイス」。米不動産開発大手ハインズ、インドの不動産大手DLFと共に参画する。

11.76エーカー(約4万7,600平方メートル、およそ東京ドーム1個分)の敷地にオフィスビルを4棟、駐車場を1棟建設する。賃貸可能面積は約300万平方フィート(約27万8,700平方メートル)。2025年の完成を目指す。

商船三井グループは、23年3月に始動した中長期経営計画「ブルーアクション2035」で、非海運型・安定収益型事業の比重を高めるとし、海運不況時も黒字を確保できるよう事業ポートフォリオの変革に取り組んでいる。

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