社会人の世界に飛び込もうとする、就職活動の最前線です。人手不足と言われる今、高校生の採用も活発になっています。
5月に開かれた高校生を対象とする職業体験イベントでは、進学ではなく就職へのメリットを感じている参加者がいました。
イベントに参加した高校生「大学行く人よりは先に人間関係などが作れるから、高卒採用の方がいいかなと」
ディーラーを目指す高校生「大卒採用だと社会のことを知っている前提で育てられるから、高卒採用は一から育ててくれて加えてディーラーのことも学べるからいいかなと」
実際、熊本の高校生の求人倍率は去年(2023年)2.32倍と、統計をはじめた1985年以降、過去最高を記録しました。
イベントを開いた企業は。
イベント主催 ジンジブ 野村翔平さん「大学生が卒業して入社する22歳のタイミングで高卒採用者は社会人4年目になっているところもあるので、会社の中核を担う人材だとか、将来の幹部候補として高卒採用をする企業が増えている」
6月には高校生と企業の交流イベントがコロナ渦以降5年ぶりに開かれ、参加を申し込んだ企業は130社と、5年前の100社から大幅に増えました。
コロナ禍から業績が回復している企業は新たな人材を求め、高校生の採用に積極的になっています。