プレシーズンにはチャンスを与えられた若手が驚きの活躍を披露することも珍しくないが、今夏に大きな話題を呼んだのはアーセナルに所属する18歳のMFエミール・スミス・ロウだ。
7月28日の誕生日で18歳を迎えたばかりのスミス・ロウは、インターナショナルチャンピオンズカップのアトレティコ・マドリード戦で巧みなタッチから見事なシュートで得点を記録。一躍世界に自身の名を広めることとなった。アーセナルサポーターもスミス・ロウが近い将来チームの主力になることを楽しみにしているだろう。
しかし、スミス・ロウ本人は「近い将来」なんて甘い考えは持っていない。英『METRO』によると、スミス・ロウは今すぐにでもトップチームでポジションを掴もうと燃えており、レンタル移籍をする考えは一切ないことをアピールしている。
「ローンで出ることは選択肢にないよ。僕の目標はいつだってアーセナルのトップチームで出来る限り早くプレイすることだからね。僕がアカデミーにいた頃セスク・ファブレガス、ロビン・ファン・ペルシーをテレビで見ていたことを覚えているよ。彼らはアイドルなんだ」
ファン・ペルシーは20歳の時にアーセナルでプレイを始めているが、セスクの場合は16歳でデビューを飾っている。18歳になったスミス・ロウとしては、自分も早くポジションを掴みたいとの思いもあるだろう。第2のセスクとなるのか、若きスターのスミス・ロウはギラギラと燃えている。