【新型コロナ】17日の横浜、2人死亡 39人の感染確認

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は17日、60代と90代の男性2人が死亡した、と発表した。また亡くなった90代男性を含む、10歳未満から90代までの男女39人の感染も新たに確認された。

 市によると、90代男性は特別養護老人ホームに入所。12日に嘔吐(おうと)の症状が出て15日に亡くなった。肺に慢性の疾患があり、生前に採取した検体を調べた結果、16日に陽性と分かった。一方、60代男性は8月6日に発症、目立った基礎疾患はなかった。

 亡くなった90代男性を除く38人の症状は、40~80代の男性3人が中等症、残る35人が軽症または無症状。20人の感染経路が不明という。

 年代別では、30代が8人で最多。20.50代が各7人、40代6人、10代3人、10歳未満と60.80代が各2人、70代と90代が1人。

 経路が判明している19人のうち、クラスター(感染者集団)が起きた社会福祉法人「白根学園」運営の障害者施設では新たに、職員5人、利用者1人が感染。施設関連の感染者はこれで計68人になった。また市内の私立中学校に通う10代の男子生徒は2人は、感染が確認されている生徒と同じクラス。市は他の同級生約40人を順次、検査する予定だ。

 一方、不明の20人のうち50代の男性は高津署の警察官という。

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