長崎県・新幹線アイデアコンテスト 2022年開業に向け事業化も

 九州新幹線長崎ルートの開業効果を県内各地へ波及・拡大させようと、長崎県が募集していた「新幹線と長崎の魅力 発進×発信アイデアコンテスト」の最優秀賞に、さいたま市の大学生、吉池奈央さん(21)が選ばれた。
 吉池さんのアイデア名は「長崎の、あの島の、あの人を探せ!」。離島に新幹線開業をPRするユニホームを着た住民を配置し、訪れた観光客が一緒に写真を撮って集める。宝探しの要素と住民交流を兼ねた企画。吉池さんは取材に「選ばれてびっくり。長崎は訪れたことはないが、人も風土も温かいイメージ。これを機に友達を誘ってぜひ訪れたい」と話した。
 6~8月に募集し、全国から382件(うち県外97件)寄せられた。審査を経て最優秀賞1点、優秀賞2点、入賞5点、小中学生賞10点を選んだ。県新幹線対策課によると、受賞アイデアを参考に事業化を検討し、2022年秋の長崎-武雄温泉間暫定開業に向けて活用していくという。

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