長崎大が長崎市の坂本キャンパスで建設中の感染症研究施設「バイオセーフティーレベル(BSL)4」(実験棟)について、文部科学省は14日、2021年度予算の概算要求で、BSL4関連として約23億1千万円を計上したことを明らかにした。
周辺自治会の会長らが出席し、同大文教キャンパスであった地域連絡協議会で文科省の担当者が報告した。
概算要求の内訳は、実験機材などが約19億6千万円、施設の維持費、人件費などが約3億5千万円。これとは別に、実験棟に隣接して新たに建設を予定する研究棟の建設費も計上した。
協議会では、実験棟(5階建て)の工事の進捗(しんちょく)も報告。同大によると、5階まで建設が進み、屋上階の骨組み工事をしている。来夏に完成予定。
長崎大 BSL4関連 文科省概算要求23億円
- Published
- 2020/10/15 16:01 (JST)
- Updated
- 2020/10/15 16:08 (JST)
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