小浜中吹奏楽部 マーチング全国大会へ

マーチング全国大会出場を決めた小浜中吹奏楽部=雲仙市、同校

 雲仙市立小浜中吹奏楽部(25人)が、来年1月23日に開かれる第48回マーチングバンド全国大会の中学生の部に、九州地区代表として出場する。新型コロナウイルス感染防止のため、各地区代表の計21校が演奏動画を事前に提出し、大会当日に講評を受ける。
 大会は日本マーチングバンド協会主催。同吹奏楽部は県の推薦を受け、11月の九州予選に動画を送り、金賞を受賞した。全国大会に向けて保護者に演奏し、その後、無観客で動画を収録した。演目は米国ロックスター、エルビス・プレスリーの人気曲メドレー。
 昨年度は別の全国大会で銀賞を受賞し、本年度は金賞を目指していたが、コロナ禍で中止になった。そのため、今回の全国大会へ懸ける思いが強い。
 この大会が中学最後の活動となる3年生で部長の田中優茉さん(14)は「動画収録は声援も手拍子もなく、いつもと違う緊張があった」と振り返り、「これまで保護者の方々や観客に励まされていたことを感じながら、みんなで最高の演奏ができた」と満足そうに話した。

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