力いっぱい きね振るう 松浦・上志佐小

大人の助けを借りながら、餅をつく児童=松浦市志佐町

 長崎県松浦市志佐町の市立上志佐小(西浦京子校長)の児童が16日、近くの農協の倉庫で餅つき体験をした。児童は大人の助けを借りながら力いっぱいきねを振るって餅をつきあげていた。
 JAながさき西海女性部松浦上志佐支部(鈴立陽子支部長)が児童に昔ながらの臼ときねでつく餅つきを楽しんでもらおうと毎年開いている。全校児童が参加。同支部やJA職員、教員ら約30人が手伝った。
 今年用意したもち米は15キロ。蒸し上がったもち米は2基の石臼に移され、低学年の児童は大人の助けを借りながら、高学年の児童は息を合わせてきねを振るって餅をついた。
 例年ならつき上がった餅はその場であんこ餅などにして食べるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、あんこ餅2個、白餅3個を自分で丸めてパックに詰めて持ち帰った。
 1年の岡本海生(かい)君(7)は「きねが重たかったけど、楽しかった。あんこ餅は大好きなので、家に帰ったらすぐ食べたい」と笑顔で話した。

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