工場に和モダンな庭 “開花”に期待 三菱重工業長崎造船所

工場に設けられたモダンな庭

 長崎市飽の浦町の三菱重工業長崎造船所内で11月に操業を始めた航空機エンジン部品工場。正面玄関前には、ほぼ円形の庭も設けられた。造園コンセプトは「モダンジャパニズム」。海外客が来訪するため、松や紅葉など日本らしい花木を植え、四季の変化を楽しんでもらう。隣には世界文化遺産の史料館があり、そのれんが塀との相性も踏まえながら「最新鋭の工場にふさわしく」した。
 中央のシンボルツリーは山桜で、大分県九重町から取り寄せた。広報担当者は「来春、かれんな白桜色の花を咲かせるのが楽しみ」と言う。成長が期待されている航空機産業。長崎でも花を咲かせるか。

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