特殊詐欺被害を防止2回目 銀行員に署長感謝状 大浦署

中島署長から感謝状を受け取る佃さん(右)=大浦署

 大浦署は24日、特殊詐欺被害を防いだとして、十八親和銀行大浦支店の佃雄一朗副支店長(52)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると、15日昼すぎ、70代男性が急いだ様子で「10万円を5回に分けて振り込まなければならない」と来店。佃さんが現金自動預払機(ATM)に案内したが、男性は自身の電話番号を思い出せないほど慌てていた。
 不審に思った佃さんが男性に尋ねると、「有料サイトの料金の未払いがあると言われた」と話したため詐欺を疑い、同署に通報。男性は、携帯電話に知らない番号から電話があり「払わなければ裁判すればよい」「裁判の場合は90万かかる」などと脅されていた。
 佃さんが特殊詐欺被害を防いだのは2回目。同署で中島真司署長から感謝状を受け取り「お客さまの被害を阻止できたことが何よりもうれしい」と話した。

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