ニューイヤー駅伝 1月1日号砲 三菱重工 2年ぶり入賞へ

三菱重工のオーダー票

 第65回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は元日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間100キロで行われる。長崎県の三菱重工は12年連続25度目の出場。2年ぶり4度目の入賞が懸かる。
 カネボウは関係者に新型コロナウイルスの感染者が出たため出場を辞退した。36チームが出走する。
 三菱重工は17位だった2020年大会からメンバー4人を変更。2区カンディエ、5区山下、7区江島の若手3人は初の上州路となる。序盤で先頭争いに加われるかが大きなポイントで、鍵を握る1区にはペース変動に対応できる定方を配置した。2区カンディエ、3区的野は国内屈指のスピードランナー。4区の区間記録を持つ井上が2位以下を1分以上引き離す形になれば初優勝も見えてくる。後半区間は経験の浅い選手が多い中、6度目の出場となる目良が6区で待つ点は頼もしい。
 旭化成、富士通、トヨタ自動車が3強に数えられるが、三菱重工も17年に4位、18年に8位、19年はトップと4秒差の2位と着実にチーム力は上がっている。黒木監督は「やってきたことに自信を持って、選手たちには思い切って勝負しようと伝えて送り出す」と一歩も引かない構えだ。


© 株式会社長崎新聞社