スペイン1部レアル・マドリードがオーストリア代表DFダビド・アラバ(28)獲得で合意したと地元紙「マルカ」が報じた。現所属のドイツ1部バイエルン・ミュンヘンとの契約が満了となる6月末以降の加入で移籍金は発生せず、年俸1100万ユーロ(約13億7000万円)の4年契約になるという。
アラバはセンターバックとサイドバックをこなせ、Bミュンヘンの欧州チャンピオンズリーグ制覇にも大きく貢献した守備の要。イングランド・プレミアリーグのリバプールやマンチェスター・シティー、フランス1部パリ・サンジェルマンが獲得に乗り出していたものの、Rマドリードが争奪戦を制したようだ。
アラバの加入で注目されるのは、同ポジションを務めるRマドリードの主将でスペイン代表DFセルヒオラモス(34)の処遇だ。かねてパリSGやマンチェスターCが関心を示していると報じられており、契約延長交渉が難航する中、これまでRマドリードを支えてきた大黒柱の流出も現実味を帯びてくる。
今季のRマドリードは不安定な戦いが続いており、ジネディーヌ・ジダン監督(48)の更迭も浮上する中、スペイン1部ヘタフェに加入した日本代表MF久保建英(19)の来季の去就も含めて〝白い巨人〟のチーム再編が加速しそうだ。