ターナーがドジャースと再契約間近か 地元メディアが伝える

ジャスティン・ターナーは2010年代中盤にスタートしたドジャースの黄金期を支えてきた選手の1人だ。昨季念願のワールドシリーズ制覇を成し遂げたターナーは、シーズン終了後にフリーエージェントとなり、4年契約を希望していることが報じられている。自身の希望を満たすオファーを待っているとみられるターナーだが、地元メディア「スポーツネット・ロサンゼルス」によると、ドジャースとの再契約に近付いているようだ。

「スポーツネット・ロサンゼルス」は現在36歳のターナーが4年契約を希望していることについて「ドジャース退団を決心できるくらいのオファーを他球団から引き出すための戦略だったのではないか」と分析。「彼の存在はドジャースやロサンゼルスの街にとって非常に大きい。他球団がドジャースと同条件の契約をオファーしても獲得することはできないだろう。先週あたりからドジャースとターナーが互いに歩み寄って再契約に向かっているというサインがある」と伝えている。

ターナーは2013年オフにマイナー契約でドジャースに加入し、打撃改造に成功して正三塁手に定着。ドジャースでプレーした7年間で打率.302、116本塁打、OPS.886をマークし、主力打者の1人としてチームを支えてきた。自己ベストのOPS.945を記録した2017年はオールスター・ゲーム初選出。2016年から3年連続MVP投票で得票している。

「スポーツネット・ロサンゼルス」の分析が正しければ、ターナーはドジャースをはるか上回る好条件のオファーがあった場合のみ、他球団移籍を考えていたということになる。しかし、おそらく36歳の三塁手のもとには希望通りのオファーは届かなかったのだろう。そして、気持ちはドジャース残留へと傾き、ドジャースと互いに歩み寄って契約合意に向かっているところだとみられる。

年齢的にも今回が現役最後の複数年契約となる可能性が高いターナー。ドジャースの一員として現役引退までプレーすることになりそうだ。

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