【新日本】鷹木 棚橋&飯伏にジャイアン砲をダブル発射

鷹木の“ジャイアン砲”が大爆発だ!

新日本プロレスのNEVER無差別級王者・鷹木信悟(38)が「ゴールデン☆エース」に物申した。30日のV2戦(愛知県体育館)で挑戦を受ける棚橋弘至(44)からの“ラブコール”を一刀両断。さらに矛先は、2月11日広島サンプラザホール大会でSANADA(33)とのV2戦を控えるIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者の飯伏幸太(38)にも向けられた――。

挑戦者に対し「進退をかけろ」などと挑発を繰り返してきた鷹木だが、棚橋からは25日後楽園大会で「ほれたわ。『愛してます』だわ」と“告白”をもって敬意を示された。その傲慢ぶりから「ジャイアン」と評される鷹木を、棚橋は「劇場版ジャイアン」と表現。漫画版より若干いいやつであることを示すこの比喩も、高い評価の表れだ。

しかしそんな挑戦者の謙遜を、王者はバッサリと切り捨てる。「アイツの三味線には引っかからねえ。悪いけど俺は劇場版ジャイアンほどお人よしじゃないんでね。弱点があるならとことん破壊してでもベルトは守らせてもらうぜ」と、劇場版どころか本家以上のタチの悪さをのぞかせた。

さらに鷹木は棚橋との「ゴールデン☆エース」で活躍してきた現2冠王者にまでかみつく。25日後楽園大会では「最強も最高もNEVERが独占する」と飯伏の目の前で発言。これに飯伏は「自称・最強と最高のベルト、NEVERのベルトを棚橋さんに名古屋で取ってもらって、僕と対決しましょう」と“応戦”していた。

もとはといえば、自身の発言が火種にもかかわらず「気に入らねえな。もしNEVERまで統一しようって魂胆なら、オンリーワンを目指してきた俺への冒とく。2冠持ってるからって、こっちを『自称』とか言ってるけど、俺はお前には全勝中だからな」と激高。昨年G1公式戦の初対決で勝利しただけで「全勝」を名乗るメンタルはすさまじい。

飯伏はLIJの同門・SANADAの挑戦を受けるが、鷹木は「今回こそやってくれると信じている」とSANADAにエール。その上で「俺は優しいから、SANADAに負けた後の飯伏に対しても、真の最強と最高の王者に挑戦するチャンスを与えてやってもいいんだぜ?」と不敵な笑みを浮かべた。本隊の「トップ2」を連破すればNEVERの価値急上昇は間違いない。そのためにも愛知決戦の必勝は不可欠。「勝ったあかつきには逸材の称号もいただくかな。弱肉強食、力こそすべてということを証明してやる」。太陽を沈めて、暴れ龍が昇る。

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