【WWE】「ロイヤルランブル」ユニバーサル王者レインズはオーエンズを絞殺KO防衛

WWEユニバーサル王者ローマン・レインズはケビン・オーエンズ(中)を車ではねる凶行に出た(©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州セントピーターズバーグ31日(日本時間1日)発】WWEのPPV大会「ロイヤルランブル(RR)」が配信され、WWEユニバーサル王座戦「ラストマンスタンディングマッチ」は、王者のローマン・レインズ(36)が、ケビン・オーエンズ(36)を絞め落としてKO勝利。王座防衛に成功した。

勝敗はテンカウントのみで決するWWEでも最上級の過酷ルール。まずオーエンズがポップアップ・パワーボムで先制すると、リミッターが外れた〝大型犬〟がスチール製階段で挑戦者を乱打する。しかしオーエンズも場外戦で王者を圧倒。戦場は高さ3メートルの場外ステージ上へ移動した。

さらに両雄はバックステージから別アリーナまで移動。何と王者は機材運搬車で、挑戦者をはねる凶行に出た。フロントガラスが割れるほどの衝撃だった。

それでもオーエンズはゾンビのように立ち上がって、スピアーから機材箱上へのポップアップ・パワーボム、フロッグスプラッシュと驚異の反撃に出た。さらには機材運搬用カートを最上段までアップして、約5メートルの高さからスワントーンボム。息も絶え絶えの王者はかろうじてカウント9で立ち上がった。

超ハードコアな戦いはここからエスカレートする。王者は逆転のスーパーマンパンチ、スピアーを決めてステージのセットを破壊。オーエンズはスタナーで反撃する。さらには王者が用意した手錠でレインズを照明塔に固定して立てないようにすると、レフェリーがカウントを開始。王者はカウント9でレフェリーを殴打して敗戦を免れた。

ここで王者の代理人ポール・ヘイマン(55)が入って手錠を解除。一気に大型犬はギロチンチョークで挑戦者を絞め落とす。ダブルノックダウンの状態から、カウント8で先に立ち上がったのはレインズ。そのままテンカウントが数えられ、王者が大苦闘の末、防衛を果たした。

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