【新日本】Jr.王者のヒロムが2・10広島決戦へ猛デモも…挑戦者SHOとの〝会話〟叶わず

試合後、SHO(右)を挑発する高橋ヒロム

新日本プロレス2日の後楽園ホール大会で、IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(31)が次期挑戦者・SHO(31)との前哨戦で完勝を収めた。

2月10日広島大会でV1戦を控えるヒロムはこの日、8人タッグ戦でSHOと激突。強烈な打撃を繰り出してきたSHOに対して、リストクラッチのドラゴンスクリュー、トラースキックを浴びせて好調をアピールした。終盤にマスター・ワト(23)と対峙すると、BUSHI(37)のコードブレイカーのアシストを受けてTIME BOMBⅡで完璧な3カウントを奪ってみせた。

試合後はSHOがコメント中のバックステージに登場。「ゆっくり座ろうぜ。俺の勢いも、ちゃんと感じてくれてんだろ? 今はIWGPジュニアヘビー級王者、そして(昨年の)ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア覇者っていう勢いをSHOに見せておかないとと思ってさ。だから俺の聞きたいこと言っていい?」と、1月30日名古屋大会と同様に挑戦者への質問を繰り出そうとした。

だがここで、名古屋大会同様にIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者の飯伏幸太(38)が〝乱入〟。11日広島大会の挑戦者・SANADA(33)との会話を望みながらなかなか叶わない飯伏から「また来ちゃった。SANADAさん、なんて言ってた?」と詰め寄られたヒロムは「ちゃんと聞いた! そしたら微笑みだけ返してくれたよ」とはぐらかそうとしたが、飯伏は「俺だけに教えてくれよ」と聞く耳を持ってくれない。

根負けしたヒロムは「だから俺は嫌なんだよ! お前が来ると何か変な空気になっちゃうから。もっとSHOと話したかったの! それを何かこうやって邪魔してくるから、すごい嫌だ! SHO、やべえぞコイツ、絶対。お前、コイツと組まねえほうがいいぞ、うつるぞコレが! ヤバイヤツが!」と、飯伏から逃げるように退散。結局この日もSHOとはロクに会話できなかった…。

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