国会議員は耐えられるのか? 〝銀座4兄弟〟の追随者が出るのは時間の問題

自民党を離党した松本純議員

政府は2日、今月7日を期限としていた11都道府県の緊急事態宣言を栃木県を除き、3月7日までの延長を表明した。宣言下では、与党幹部の国会議員による銀座クラブ通いが判明し、〝会食注意報〟が出ているが、国会議員はあと1か月間辛抱できるのか?

先月7日に再発令された緊急事態宣言では飲食店に夜8時までの時短営業や不要不急の外出自粛が要請され、多くの国民は我慢しながら不便な日常を送ってきた。

にもかかわらず、自民党の松本純衆院議員や公明党の遠山清彦氏は深夜の銀座クラブ通いが判明。遠山氏は議員辞職に追い込まれれば、松本氏は2人の同僚議員が同席していたのもバレ、3人は離党となった。

さすがに議員も懲りたハズで、次に同じような行動を取れば、離党どころか失職、さらに与党幹部なら菅政権が吹き飛びかねない〝緊急事態〟となる。

それでも議員秘書は「もう下手を打つ議員は出てこないというのが世間の常識かもしれませんが、国会議員の感覚は違います。今も夜に出掛けている議員は多いし、自分だけはバレないと思っているんです」と呆れる。

この数週間は、複数のメディアが議員会館や議員宿舎周辺を張り込み、問題を起こしそうな議員に目を光らせるパトロール状態にもなっている。

「先週、国会近くのホテルで自民党の金田勝年衆院予算委員長がランチ時に4人で会食していたのを朝日新聞系のアエラドットが隠し撮りし、問題視した。そこまでやるかとも金田氏には同情されましたが、もうタレコミ合戦になっている。議員が行きそうな赤坂や銀座、六本木は網が張られているのに飛び込んでいるんです」(永田町関係者)

既に永田町では、複数の野党幹部が深夜会食していたとの話でもちきりとなっている。〝銀座クラブ通い4兄弟〟に続き、やらかす議員は出てくるのが時間の問題だ。

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