長崎県佐世保市鹿子前町の長尾半島公園でハマジンチョウが薄紫色のかれんな花を咲かせ、冬の景色に彩りを添えている。3月まで楽しめそう。
九十九島ビジターセンターによると、高さ約2メートルの常緑低木で、九州、沖縄に分布。九十九島の大島が自生の北限だという。1月から4月にかけて、枝先に直径約2センチのラッパ型の花を順々に咲かせるため、花と花芽と実が同時に楽しめるという。市は絶滅危惧ⅠB類に選定している。
センターの溝口雅貴さん(25)は「花が少ない冬に咲く、かわいらしい花。見やすいところに咲いているので、じっくり観察して楽しんでもらいたい」と話している。
冬の九十九島に彩り ハマジンチョウ開花 3月ごろまで
- Published
- 2021/02/03 23:35 (JST)
- Updated
- 2021/02/04 23:40 (JST)
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