デリカフーズ 19日に新拠点開設予定 長崎県、諫早市と立地協定

 諫早市に新拠点を開設予定の「デリカフーズ長崎」は12日、県、同市と立地協定を結んだ。新拠点では食材と調味料を組み合わせた「ミールキット」の製造販売に取り組んでいく。
 同社は、野菜卸売業の国内最大手、デリカフーズホールディングス(東京)の孫会社。他社が同市津久葉町の諫早中核工業団地内で使用していた工場を有償で譲り受け、19日に新拠点を開設予定。デリカフーズホールディングスはこれまで企業向けに野菜の加工や販売、配送をしてきたが、新拠点では対顧客向けをメインに展開するという。
 従業員は地元を中心に雇用し、開設5年後までに113人体制とする。中村法道知事は「雇用の場の創出とともに、県内産の農水産物の活用においても期待している」、宮本明雄市長は「新たな雇用創出と地域経済の発展につながると期待している」とのコメントをそれぞれ出した。
 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、トップ3人による調印式を実施せず、押印した書面を交わして協定を結んだ。


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