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長崎県立五島海陽高の3年生がこのほど、授業で手作りした子ども向けのおもちゃなどを、五島市内の保育園などに贈った。
同校生活総合系列の3年生12人は本年度、保育園や高齢者施設などでの実習に取り組んだ。学んだことを生かし、子どもの想像力を養ったり高齢者が手指を動かしたりできるおもちゃなどを作った。
このうち荒木萌恵さん(18)と長尾真帆路さん(18)は昨年5~7月、同市木場町の恵保育園(角谷里織園長)で週1回の実習に挑戦。荒木さんはフェルト製のアイスクリームとコーンを自由に入れ替えて遊べるおもちゃ、長尾さんはアニメ「アンパンマン」に登場するキャラクターの頭と体、脚の組み合わせを考える絵合わせ絵本を、それぞれ制作した。
2人が15日に同園を訪れておもちゃをプレゼントすると、園児たちは歓声を上げて喜んだ。荒木さんは「想像力やバランス感覚を鍛え、成長の手助けになれば」、長尾さんは「作るのは大変だったけど、遊ぶ姿を見るとうれしい」と話した。