コロナワクチン個別接種 263医療機関が協力意向 長崎市議会

 長崎市の田邊洋市民健康部長は11日の定例市議会一般質問で、新型コロナウイルスワクチンの個別接種について、現時点で市内263の医療機関が協力する意向であると明らかにした。
 市は、市民への接種に関し診療所や病院での個別接種を基本方針と定め、2月、約480医療機関に協力意向を調査した。現在も追加調査を実施しており、田邊氏は「さらに(協力先を)増やしたい」と述べた。高齢者施設や離島で補完的に行う予定の集団接種を巡っては、会場選定や体制づくりを進めているとした。
 接種は4月中旬以降、65歳以上を皮切りに、基礎疾患の有無などで優先順位を付け順次進める予定。田邊氏は、無料通信アプリのLINE(ライン)を含めスマートフォンやパソコンを使った予約システムを導入するとともに、ワクチンに関する市民への情報提供も強化する考えを示した。
 毎熊政直議員(明政クラブ)、岩永敏博議員(自民創生)、五輪清隆議員(市民クラブ)への答弁。

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